人口1000人あたりの病院病床数ランキング

都道府県 市区町村 人口 病床数 1,000人あたり 病院数
北海道 有珠郡壮瞥町 2,671 380 142.3 2
神奈川県 愛甲郡清川村 3,041 325 106.9 1
山口県 熊毛郡平生町 12,528 1050 83.8 1
群馬県 利根郡川場村 3,384 199 58.8 1
北海道 阿寒郡鶴居村 2,512 146 58.1 1

※人口は平成28年1月1日住基人口
※病床数・病院数は平成26年医療施設調査
※4位の群馬県吾妻郡草津町は療養所が含まれているため除外

本格的に少子高齢化を迎えるこの時代、病院がない地域に移住するのは、自分がいざ病気になった場合を考えると不安なもの。また、病院があっても診療科が少ない・病床数が少ないなど、不便なのも困りますよね。

病床数は、二次医療圏(複数の市区町村による一体の区域)によって、必要な病床数(基準病床数)が決められており、偏らないように行政で調整されています。

しかし、市区町村レベルでは当然偏りますから、人口1,000人あたりの病床数を調べて、受け入れ態勢の許容度を知っておきましょう。なお、ここでいう病院とは、病床数20以上の病院で、診療所・クリニック・医院等は除きます。

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第1位:北海道有珠郡壮瞥町(そうべつちょう)

北海道有珠郡壮瞥町
壮瞥町は、2008年にG8サミットが行われた洞爺湖の湖畔を、洞爺湖町と二分する小さな町です。近年は、雪合戦の国際大会で少しは知られてきたようですが、往年の相撲ファンなら、横綱北の湖を輩出した町として知っているかもしれません。

北海道にしては温暖な気候を生かし、農業と観光で成り立つ壮瞥町には、内科、リハビリテーション科の「そうべつ温泉病院」に180床、精神科・内科の「三恵病院」に200床があり、人口1,000人あたりでは断トツの1位でした。

診療科が少ない点は気になりますが、洞爺湖を挟んで隣接する洞爺湖町(8位)に内科・外科・小児科等を持つ病院があること、登別市(120位)・伊達市(186位)といった市にも隣接しているため、医療面では不安の小さい町です。

第2位:神奈川県愛甲郡清川村(きよかわむら)

神奈川県愛甲郡清川村
神奈川県に村があったのかと思う人も多いでしょうか。県内唯一の村で、人口は3,000人あまりと少ないですが、人口密度では40人/㎢を超える小都市並みです。

病院は1つで、精神科、内科、心療内科の「清川遠寿病院」が325床(病院のHPでは346床)あり、他の診療科は内科、外科、小児科の煤ケ谷診療所、内科の宮ヶ瀬診療所(水曜日の午後のみ)です。

したがって、精神科以外で大きな病気を患ったときは、どうしても村外に頼ることになるのですが、すぐ隣の厚木市に複数の病院があるためカバーされています。また、清川村は宮ヶ瀬ダムの交付金が税収を支えており、財政は豊かな村です。

第3位:山口県熊毛郡平生町(ひらおちょう)

山口県熊毛郡平生町
山口県の東南、室津半島の約半分を占める平生町には、12,000人を超える人口に対して、病院が1つしかありません。しかしながら、唯一の「光輝病院」が大きく、1,050床(病院のHPでは920床)もあります。

光輝病院は、内科・外科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科と豊富な診療科を揃え、人間ドックも可能とあって、さながら都市部の病院と引けを取りません。

隣接する上関町、田布施町に病院がないことで、光輝病院が平生町を含め地域の医療を担っている重要な存在になっています。

第4位:利根郡川場村(かわばむら)

群馬県利根郡川場村
「雪ほたか」というブランド米が有名な川場村。85.25㎢と比較的小さく、米以外には果樹(りんご・ブルーベリー・ぶどうなど)やこんにゃくが特産の農業と観光の村です。

病院は1つですが、199床の「ほたか病院」があることで4位にランクインしました。ちなみに、雪ほたか・ほたか病院の「ほたか」とは武尊山(ほたかやま)から来ています。

ほたか病院は、内科、糖尿病内分泌科、泌尿器科、皮膚科、精神科、リハビリテーション科の他に、武尊荘(介護老人保健施設)を併設しているため、豊かな自然環境の元で、入所サービス・通所サービスを受けながら暮らすことができる村です。

また、川場村は東京都で最も人口が多い世田谷区と、30年以上も前に縁組協定(区民健康村相互協力に関する協定)を結びました。長年に渡る世田谷区との交流によって、川場村の良さは徐々に全国区へとなりつつあります。

第5位:北海道阿寒郡鶴居村(つるいむら)

北海道阿寒郡鶴居村
北海道東部、釧路市から釧路湿原を挟んで北に位置する鶴居村は、特別天然記念物のタンチョウにちなんで「鶴」が「居」る村と名付けられました。タンチョウ目的の観光客も多いですが、基幹産業は酪農で乳牛を主としています。

医療では、精神科、神経科、内科の「つるい養生邑病院」に146床(病院HPでは132床)あるとはいえ、診療科が不足することで、内科、小児科、外科を持つ村立鶴居診療所や、釧路市内の病院も利用されています。

なお、小さな村ながら鶴居村は人口減少が緩やかです。これは、村で行っている移住・定住促進の分譲販売が好評で、転入超過の年もあることが理由です。170坪~230坪程度に区画された宅地を、320万円~450万円ほどで分譲しています。

国立公園が眼下に広がり、釧路市や釧路空港から30分程度と利便性も悪くない土地柄を考えると、整備された分譲地でこの価格帯には魅力を感じる人が多いのでしょう。村の施策は一定の成果を挙げていると考えられます。

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