人口集中地区(DID)における人口増加率ランキング

都道府県 市区町村 平成22年人口 平成27年人口 人口増加率
宮城県 黒川郡大和町 8,336 16,783 101.3%
宮城県 富谷市 22,421 36,121 61.1%
福岡県 糟屋郡新宮町 17,000 25,137 47.9%
宮城県 名取市 36,416 53,733 47.6%
兵庫県 加古郡稲美町 5,069 7,354 45.1%
山形県 東根市 12,765 18,120 42.0%
滋賀県 湖南市 20,441 27,967 36.8%
岩手県 滝沢市 18,782 25,076 33.5%
福岡県 福津市 33,390 43,205 29.4%
滋賀県 栗東市 35,527 44,491 25.2%
東京都 千代田区 47,115 58,406 24.0%
長崎県 西彼杵郡長与町 19,851 24,349 22.7%
熊本県 菊池郡菊陽町 24,162 29,249 21.1%
千葉県 白井市 36,170 43,775 21.0%
石川県 河北郡津幡町 15,072 17,979 19.3%

※人口集中地区(DID)人口は平成22年・平成27年国勢調査人口
※政令指定都市の区を除く

人口集中地区(DID)とは、自治体内で人口密度が4,000人/平方キロメートル以上、なおかつ人口が5,000人以上の連続した地域です。大都市圏では自治体全域で人口集中地区の場合がありますし、地方には人口集中地区のない自治体もあります。

地方の市町村では中心市街地となるので、基本的に人口集中地区は便利な住みやすい地域ですが、加えて人口が増えていると、商業需要から店舗が増えやすい(もしくは撤退しにくい)ので、移住先に住みやすさを求めるなら適しているでしょう。

ただし、自治体全体の人口と、その自治体の人口集中地区人口は、必ずしも連動しません。全国規模で大都市圏への人口移動が起こっているように、自治体内でも人口集中地区への人口移動が起こっているからです。

したがって、このランキングの上位自治体は、自治体外から人が集まっているとは限らないことに注意してください。また、人口密度が増加することで、人口集中地区の面積自体が増えても人口増加率は急激に上がります。

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第1位:宮城県黒川郡大和町(たいわちょう)

宮城県黒川郡大和町
大和町は、富谷市と共に仙台市のベッドタウン的な自治体ですが、工業団地にはトヨタの生産工場を始めとする自動車関連産業が集積し、宮城県内では財政力の高い自治体です(財政力指数0.70、平成26年度)。

大和町の人口集中地区は2つに分かれており、1つは役場のそばにある吉岡・吉岡南地区、もう1つは富谷市との境界で、富谷市と連続した住宅地を形成する杜の丘・もみじヶ丘地区です。

中でも、杜の丘地区の人口がこの5年間で倍増したことから、ほぼ全域が人口集中地区に含まれたことで、人口集中地区の人口増加率を押し上げる結果となりました。

その理由は、杜の丘地区が比較的新しい住宅地で、子育て世代を中心とした若い世代に人気があるためです。生活物資は富谷市の市街地で揃いますし、大和町内の中では仙台市内にも近いなど、住環境の良さが評価されているのでしょう。

第2位:宮城県富谷市(とみやし)

宮城県富谷市
富谷市の人口集中地区は、市役所のある北部ではなく、国道4号をまたぐように展開する南西部の市街地です。この地域は、仙台市泉区の市街地と連続しており、イオン富谷店など商業施設にも恵まれています。

特に人口が増えているのは、明石台地区、成田地区、杜乃橋地区ですが、昭和中期から宅地開発が行われてきた富谷市では、市内に多くの住宅団地があります。分譲時期の違いから、年齢構成や建物の劣化度は変わりますので、十分な下調べが必要でしょう。

ちなみに、隣接する仙台市泉区は、仙台市で最も人口集中地区の人口増加率が高い区です。そのため、泉区の市街地には今後も発展が期待でき、富谷市南西部の土地・住宅需要も当面は衰えないと思われます。

第3位:福岡県糟屋郡新宮町(しんぐうまち)

福岡県糟屋郡新宮町
福岡市のベッドタウンとして開発が進む新宮町は、新宮中央駅ができたことで様相が一変しました。市街地の拡大に伴い、現在でも区画整理が行われているため、段階的に住居表示が変更されています(町や丁目が変わる)。

新宮町の人口集中地区は、内陸を走る国道3号の西側(海側)とほぼ一致しており、人口が急増しているのは緑ヶ浜地区と杜の宮地区です。特に、新宮中央駅西口の緑ヶ浜4丁目には、複数のマンションが建って多くの人が住むようになりました。

また、新宮中央駅は東口に商業施設、西口に住宅・学校・役場がありますので、東口の利便性もかなり高いです。東口の中央駅前地区、上府北地区、新宮東地区は、鹿児島本線と国道3号の間になりますので、何かと住みやすい地域でしょう。

第4位:宮城県名取市(なとりし)

宮城県名取市
大和町・富谷市は仙台市の北にありますが、名取市があるのは仙台市の南です。大和町・富谷市との大きな違いを挙げれば、名取市には仙台空港があることで、仙台市中心部への連絡が非常に優れている点でしょうか。

中心駅の名取駅から仙台駅までは、東北本線が平日1時間に3本(5時台)~12本(7時台)と充実しており、仙台空港から名取駅経由で仙台駅へ向かう仙台空港アクセス線も、1時間に2本~4本運行されています。

したがって、名取駅周辺(増田地区)が便利なのは言うまでもないですが、仙台空港アクセス線沿線の開発が進み、駅のある杜せきのした地区・美田園地区も人口を大きく伸ばしました。乗車時間は仙台駅まで約20分と短いので、通勤・通学におすすめです。

第5位:兵庫県加古郡稲美町(いなみちょう)

紹介している他の自治体と異なり、稲美町は町全体での人口は増えていません。中心部に人が集まっている分だけ、他の地区では人が流出しています。主に人口が増えているのは、役場のある国岡地区、その隣にある国安地区です。

人口増加の要因は、隣接する神戸市・明石市・加古川市の住宅需要だと思われ、3市との比較ではいずれも転入超過(平成26年)になっています。また、稲美町の地価水準(5万円台/㎡~6万円台/㎡)が、3市より低いことも大きいでしょう。

ただ、町内に鉄道駅がない稲美町は、車がないと不便も多いです。神戸・大阪方面へ行く機会が多いのであれば、人口集中地区には含まれていませんが、最南部の六分一地区なら土山駅(播磨町)に近くて利用しやすいのではないでしょうか。

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