空き家率の高い市町村ランキング

都道府県 市区町村 人口 住宅総数 空き家数 空き家率
山口県 大島郡周防大島町 17,199 13,120 4,580 34.9%
北海道 赤平市 11,105 7,080 2,030 28.7%
大分県 国東市 28,647 16,880 4,550 27.0%
香川県 小豆郡小豆島町 14,862 9,100 2,430 26.7%
高知県 土佐清水市 13,778 9,570 2,540 26.5%
鹿児島県 伊佐市 26,810 14,800 3,880 26.2%
岡山県 高梁市 32,075 17,680 4,630 26.2%
三重県 熊野市 17,322 12,000 3,090 25.8%
奈良県 大和高田市 64,817 34,500 8,770 25.4%
北海道 歌志内市 3,585 2,660 670 25.2%
高知県 室戸市 13,524 8,980 2,260 25.2%
香川県 小豆郡土庄町 14,002 8,680 2,160 24.9%
長崎県 南松浦郡新上五島町 19,718 12,360 3,060 24.8%
兵庫県 佐用郡佐用町 17,510 8,160 2,020 24.8%
鹿児島県 南さつま市 35,439 20,250 4,990 24.6%

※人口は平成27年国勢調査人口
※住宅総数・空き家数(二次的住宅を除く)は平成25年住宅・土地統計調査
※概ね人口1万5千人未満の町村を除く

全国的に空き家が増えている状況は問題視されており、国・自治体においても空き家の利活用を課題としています。しかしながら、人口減少・少子高齢化が進む将来を考えると、現在の空き家率でも楽観視はできません。

移住と空き家の関係を考えたとき、空き家率の高さは2つの側面を持ちます。1つは移住先で住居が探しやすくなるメリット、もう1つは空き家率が高いほど過疎化が進んでいる地域だというデメリットです。

空き家が多ければ、市場原理から価格・家賃は自然と下がりますが、その一方で、過疎化は税収減による住民サービスの低下や、商業施設の撤退等による不便さともリンクします。ですから、単純に空き家率だけで移住先を判断しないようにしましょう。

なお、住宅・土地統計調査での空き家数には、いわゆる別荘に相当する二次的住宅が含まれているため、ランキングでは二次的住宅を空き家数から除外しています。

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第1位:山口県大島郡周防大島町(すおうおおしまちょう)

周防大島町は、山口県の東にある周防大島(屋代島)と周辺の小島を町域とする離島の町です。ただし、本州本土と橋で繋がっている周防大島は、一般にイメージする離島の孤立感がそれほどありません。

従来から、みかんの生産と漁業の盛んな地域でしたが、近年は高齢化による後継者不足が深刻で、町全体の高齢化率も50%を超えます。そのため、離島ならではの美しい海を主体とした観光に産業はシフトしてきました。

町では、移住体験住宅(2週間~4週間、2万円~4万円)、就業支援、空き家リフォーム補助など移住支援も行っています。しかし、厳しい財政からなかなか結果は出ていないのが実情のようで、今後も過疎化は止まらないでしょう。

また、旧4町合併で誕生した経緯から、島内の市街地は分散しており、利便性だけで選ぶなら西側の旧大島町がおすすめです。旧大島町からは、大島大橋を渡って本土の柳井市に行きやすい他、広島市まで車で約1時間20分(高速経由)です。

第2位:北海道赤平市(あかびらし)

北海道の中央部やや西寄り、観光地で有名な美瑛・富良野エリアとも近い赤平市は、炭鉱産業の衰退と共に人口が減り続けました。現在は人口1万1千人と、シャッター通りが目立つ様相です。

赤平市の位置は、札幌市と旭川市を結ぶ、北海道の大動脈(国道12号、道央自動車道、函館本線)沿線から僅かに外れています。そのことが、滝川市・砂川市・深川市など沿線自治体との差にもなっているのですが、あまり気にする必要はないでしょう。

なぜなら、北海道の生活は車メインですし、沿線自治体の滝川市とは、車で約20分の近い距離だからです。むしろ、大型トラックやスピード超過の車が往来する国道沿いよりも、落ち着いた日常生活を送ることができるのかもしれません。

なお、空き家の多い赤平市ですが、持家を希望する移住者には、宅地を基準価格の1割で分譲する魅力的な支援制度が用意されています。平均130坪の宅地が、15万円程度で分譲されていますので、興味がある人はHP等でご確認ください。

第3位:大分県国東市(くにさきし)

大分県北東部、国東半島の先端部に位置する国東市は、その地形から日常生活には決して便利とは言えない場所で、隣にある豊後高田市が、「住みたい田舎ベストランキング」で上位常連になっていることとは対照的です。

ところが、大都市圏とのアクセスでは、大分空港を持つ国東市の利便性が一変します。羽田空港(1日14便)、伊丹空港(1日7便)と、地方空港にしては異色の充実ぶりが目立ち、温泉地で有名な別府市に近いことが、遠距離交通の利便性を支えています。

したがって、普段は国東市でリモートワーク、重要な会議だけ日帰りで東京・大阪といった生活が可能になり、そのような形態が可能な業種は限られていますが、該当者なら魅力的な移住先でしょう。

また、実家が東京近郊や大阪近郊、東京・大阪に良く遊びに行くなど、何らかの理由で行き来する機会の多い人にはメリットが大きいです。体験宿泊、農家民泊もできます。

第4位:香川県小豆郡小豆島町(しょうどしまちょう)

本州本土と四国の両方に近い瀬戸内海の小豆島。観光やオリーブの産地としての小豆島は説明不要ですが、小豆島町と島を二分する土庄町も上位に入っていることから、小豆島全体で空き家率が高いのは間違いありません。

小豆島町と土庄町は移住推進で連携しており、移住ガイドツアーや移住セミナーも開かれています。それほど大きな島でもないですし、小豆島町と土庄町を区別して考える必要はなく、島全体で条件の合う移住先を探すべきでしょう。

小豆島の両町は、香川県の中でも特に移住人気が高く、平成29年度は小豆島町188人、土庄町158人の計346人が移住しました(香川県公表値)。移住人気の高い地域は、先輩移住者の声を聞くことができるので、情報収集しやすいメリットがあります。

ただ、全ての移住者が定住できるとは限らず、移住者が増えても全体の人口は減っている現状を踏まえると、憧れだけでは移住できないのも離島暮らしの難しさです。

第5位:高知県土佐清水市(とさしみずし)

高知県の地形は東に室戸岬、西に足摺岬があり、その中間は湾曲した海岸線になっています。足摺岬を市域に含む土佐清水市は、38番札所の金剛福寺があることで、お遍路さんも数多く訪れる漁業の町です。

土佐清水市の市街地は、足摺岬の付け根部分にあるのですが、高知県内の主要市からは距離があるため、日常生活は便利とは言えず、田舎暮らしであることを覚悟しなければなりません。

それでも、土佐清水市の場合には、遠いことを逆手にとってアピールするほど移住促進には力を入れており、移住の問い合わせは年々増えています。また、1ヶ月以内の短期移住体験と、6ヶ月までの中長期移住体験の両方が用意されているのも大きいです。

実際の生活においては、市内で仕事が見つからなくても、車通勤が可能な四万十市や宿毛市も含めた広域で探してみましょう。手付かずの雄大な海と温暖な気候は、海好きではなくとも魅力たっぷりです。

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すみとく!-住みたい街・国内移住調査【全国版】